◎両首脳は二国間の関係を包括的な戦略的協力パートナーシップに深化させることで一致した。
アフリカ中央部・赤道ギニアのヌゲマ(Teodoro Obiang Nguema)大統領が28日、訪問先の中国・北京で習近平(Xi Jinping)国家主席と会談した。
ヌゲマ氏の中国訪問は11回目。両首脳は二国間の関係を包括的な戦略的協力パートナーシップに深化させることで一致した。
中国中央テレビ(CCTV)によると、ヌゲマ氏は李強(Li Qiang)首相や全人代の委員長らとも会談する予定だという。
ヌゲマ氏はその後、中国を代表する製造業の拠点である山東省を訪問する予定。
ヌゲマ氏は君主制を除く国家の中で最も長く権力を保持し、その期間は44年を超え、世界記録を更新中だ。2022年11月の大統領選では得票率99.7%を獲得したと宣言し、6期目をスタートさせた。
赤道ギニアの一人当たりGDPはサハラ以南のアフリカ諸国で上位に位置するものの、富の大半はヌゲマ氏とその親族、関係者、一部の政府高官に集中している。
ヌゲマ氏は1979年に政権を掌握し、クーデターを退け、石油の輸出で得られる利益をほぼ独占し、アフリカ大陸で最も裕福な指導者のひとりとなった。