▽ISWAPはボコ・ハラムの一派であり、自爆テロやIEDによる爆弾攻撃を多用。隣国のニジェール、チャド、カメルーンでも猛威を振るっている。
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アフリカ西部・ナイジェリアの北東部ボルノ州で2台の車両が爆破された事件について、イスラム国西アフリカ州(ISWAP)が29日、犯行声明を出した。
この事件はボルノ州郊外の未舗装道路で28日に発生。外国のNGOの警備を担当していた地元民兵を乗せた車両がIED(即席爆発装置)とみられる爆弾に接触・大破した。
ISWAPはスンニ派のアマーク(Aamaq)通信に声明を投稿。軍とつながりのある民兵を狙って地雷を設置したと主張した。
ナイジェリア北部では西アフリカ最大のイスラム過激派「ボコ・ハラム」やISWAPなど、数十の過激派や武装勢力が活動している。
ISWAPはボコ・ハラムの一派であり、自爆テロやIEDによる爆弾攻撃を多用。隣国のニジェール、チャド、カメルーンでも猛威を振るっている。
ナイジェリア政府とボコ・ハラムは戦争状態にあり、10数年にわたる戦いで3万5000人以上が死亡、260万人以上が住居を失ったと推定されている。