▽アルシャバーブは国際テロ組織アルカイダとつながりのある過激派のひとつで、2007年以来、ソマリア南部と中部の大部分を支配し、首都モガディシオ近郊まで支配地域を拡大している。
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アフリカ東部・ソマリアのイスラム過激派組織アルシャバーブが隣国ケニアの北東部で市民5人を殺害した。ケニア国家警察が29日、明らかにした。
それによると、アルシャバーブの戦闘員は現地時間午前6時頃、北東部マンデラ郡郊外で採石場に向かっていたミニバスを襲撃。従業員を車外に連れ出したという。
国家警察は声明で、「10人ほどのアルシャバーブテロリストは従業員に携帯電話とIDカードを出すよう求め、その過程で5人を処刑した」と明らかにした。
また警察は「テロリストはその後、ソマリア領内に引き返した」と述べた。
バスに乗っていた他の従業員(13~15人)は近くの林に逃げ込み、難を逃れたという。
アルシャバーブは国際テロ組織アルカイダとつながりのある過激派のひとつで、2007年以来、ソマリア南部と中部の大部分を支配し、首都モガディシオ近郊まで支配地域を拡大している。
専門家によると、アルシャバーブはソマリアにおけるアフリカ連合(AU)平和維持ミッションに多くの要員を派遣しているケニアに対して、しばしば越境攻撃を仕掛けている。