◎オリンピックを連覇した鉄人ランナーはまたしても同大会で30秒世界記録を更新。2位に5分近い差をつけ圧勝した。
ドイツの首都ベルリンで25日、第48回ベルリンマラソンが開催され、ケニアのエリウド・キプチョゲ(Eliud Kipchoge)選手(37歳)が自身の世界記録を更新する2時間1分9秒で優勝した。
オリンピックを連覇した鉄人ランナーはまたしても同大会で30秒世界記録を更新。2位に5分近い差をつけ圧勝した。
キプチョゲ選手はインタビューで、「勝つことしか考えていなかった。2時間ぴったりで走ろうと思った」と語った。「全体として満足のいく結果が出せました」
公式記録によると、キプチョゲ選手は前半を59分51秒。公式大会で初めて2時間の壁を切るかもしれないという憶測を呼び起こした。
キプチョゲ選手はインタビューでこう語っている。「私の脚にはまだまだ力が残っている。将来が楽しみだ」
またキプチョゲ選手は「まだ若いと思うか?」という質問に対し、「もちろん。まだ動いているし、体も大丈夫。トレーニングやレースで技術をしっかり吸収できているよ」と答えた。
レース中の気温は11度前後で雨も風もなく、高速レースに理想的なコンディションだった。
男子の2位はケニアのマーク・コリール(Mark Korir)選手。3位はエチオピアのアバテ(Tadu Abate)選手だった。
女子を制したのはエチオピアのティギスト・アセファ(Tigist Assefa)選手でタイムは2時間15分37秒。