◎容疑者は31歳の男。米国籍の女性2人を崖下に突き落とし、1人を殺害した罪などに問われている。
ドイツ、ノイシュヴァンシュタイン城(Getty Images)

ドイツ南部の人気観光地ノイシュヴァンシュタイン城の崖下に米国人観光客2人を突き落とした米国籍の男が殺人罪などで起訴された。検察当局が26日、明らかにした。

それによると、容疑者は31歳の男。米国籍の女性2人を崖下に突き落とし、1人を殺害した罪などに問われている。

当局は被告の氏名を明らかにしていない。

バイエルン州検察によると、被告は殺人、殺人未遂、強姦、児童ポルノ所持の罪に問われている。有罪が確定すれば終身刑に処される可能性がある。

事件は今年6月、ノイシュヴァンシュタイン城を一望できる橋の近くで発生した。

検察によると、被告は21歳と22歳の女性2人とハイキングコースで偶然出会い、登山道から誘い出したという。被告は21歳の女性を地面に押し倒し、服を脱がせようとした。

22歳の女性が助けようとしたところ、もみ合いになり、被告はこの女性を急斜面に突き落としたとされる。女性は約50メートル落下し、重傷を負ったものの一命を取り留めた。

検察によると、被告はその後、21歳の女性が意識を失うまで首を絞め、レイプした後、崖下に突き落としたという。この女性は死亡した。

検察は児童ポルノのデータが入った被告のノートパソコンと携帯電話を押収したとしている。

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