◎建設現場を横断する仮設歩道橋が何らかの理由で崩落し、橋の上にいた数十人が5mほど下の道路に落下した。
2023年5月11日/フィンランド、南部エスポー、仮設の歩道橋が崩落した現場(AP通信)

フィンランドの警察は11日、南部の都市エスポーで仮設の歩道橋が崩落し、子供を含む24人が負傷したと発表した。

エスポーは首都ヘルシンキに隣接する人口約27万人の都市。

当局によると、事故は市中心部で11日午前に発生。建設現場を横断する仮設歩道橋が何らかの理由で崩落し、橋の上にいた数十人が5mほど下の道路に落下した。

報道によると、死者は出なかったが、負傷した24人のうち10人は重傷だという。

エスポー警察は声明で、「橋の上にいた人々が数メートル下に落下・負傷した。事故原因を調査している」と述べた。

報道によると、ヘルシンキの大学病院が負傷した15人を受け入れたという。その他の負傷者はエスポーの病院で手当てを受けたと伝えられている。

大学病院はツイッターに声明を投稿。「重傷者は足や腕を骨折し、その一部は市内の小学生」と報告した。

ニーニスト(Sauli Niinistö)大統領もツイッターに声明を投稿し、「負傷者の支援に万全を期してほしい」と呼びかけた。

フィンランド放送協会(YLE)は関係者の話しとして、「警察は業務上過失致死傷罪も視野に捜査を進めている」と報じた。

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