▽当局は29日夜、首都サンディアゴで数十件の建物を家宅捜索し、証拠を押収した。
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南米チリの警察当局が米国で強盗を働いたとされる窃盗団を逮捕した。当局が4月30日、明らかにした。
それによると、チリ警察は米連邦捜査局(FBI)との合同捜査で23人を逮捕、13億ペソ(約1億9400万円)相当の商品と不動産を押収したという。
当局は29日夜、首都サンディアゴで数十件の建物を家宅捜索し、証拠を押収した。
検察庁の主任検事は記者会見で、「このような国際的な窃盗団が我が国で活動していたことを残念に思う」と述べ、「米国を含む同盟国と連携して捜査を続ける」とした。
警察は逮捕した23人の身元を明らかにしていない。一部メディアはその多くがチリ人と伝えている。
米国では最近、複数の強盗・窃盗事件でチリ人が逮捕されている。
チリ国家警察によると、逮捕された者の多くが国内で犯罪歴がなく、海外でキャリアを積んだ犯罪者だという。
窃盗団は米国で強盗や窃盗を行い、チリで資金洗浄していたとみられる。
当局によると、FBIとの合同捜査は昨年始まったという。警察が公開した写真には押収したスマートフォン、高級腕時計、車、財布、靴などが写っていた。