◎逮捕されたのは3人の下士官と2人の兵士、4人の退役軍人。
コロンビア、首都ボゴタの住宅街をパトロールする警察官(Getty Images)

南米コロンビアの捜査当局は2日、昨年首都ボゴタで昨年発生した襲撃事件における武器密売に関与したとして、現役の軍兵士を含む9人を逮捕したと発表した。

陸軍は声明で、「逮捕されたのは3人の下士官と2人の兵士、そして4人の退役軍人である」と明らかにした。

それによると、9人は武器の密売や共謀罪などに問われているという。

陸軍の広報担当はAP通信の取材に対し、「この9人は陸軍の物資である弾薬、武器、制服を特定の組織に売却した疑いをもたれている」と語ったが、それ以上は捜査に支障をきたすとして明らかにしなかった。

この捜査は昨年ボゴタの料金所付近で発生した襲撃事件に端を発している。この襲撃で使用された手榴弾はその後の捜査で陸軍のものであることが判明した。ケガをした人はいなかった。

捜査当局は最近、この襲撃に関与したとして、男を逮捕したと明らかにしていた。

一部のメディアは同国最大の左翼ゲリラ「民族解放軍(ELN)」がこの襲撃に関与している可能性があると報じているが、真偽は不明である。

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