◎ビヤ氏は世界最高齢の大統領であり、41年以上権力を維持している。
カメルーンのビヤ大統領(Getty Images)

健康不安説が流れるアフリカ西部・カメルーンのビヤ(Paul Biya、91歳)大統領が数週間ぶりに帰国した。現地メディアが21日に報じた。

それによると、ビヤ氏は首都ヤウンデの空港に姿を見せ、関係者と握手を交わし、支持者に出迎えられたという。

公共放送CRTVはビヤ氏が政府高官らと共に大統領府に向かったと報じている。

ビヤ氏が最後に公の場に姿を見せたのは1カ月前に北京で開催された中国・アフリカ首脳会議。それ以来、ニューヨーク国連総会やパリでの首脳会議など、出席が予想されていた会合に姿を見せなかった。

大統領府の報道官は今月初め、ビヤ氏の健康状態をめぐる憶測を一蹴。「大統領は北京でのサミット後、プライベートで欧州を訪問し、至って元気だ」と主張していた。

ビヤ氏は療養で欧州をよく訪問することで知られているが、その詳細は明らかにしていない。

ビヤ氏は世界最高齢の大統領であり、41年以上権力を維持している。

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