◎ウクライナ軍によるロシア西部クルスク州への越境攻撃は65日目に突入。数十キロにわたる前線で激しい戦闘が続いているものとみられるが、戦況はほとんど明らかになっていない。
ロシア軍がウクライナ南部オデーサ州の港湾インフラを空爆し、少なくとも6人が死亡、8人が負傷した。同州政府が9日、明らかにした。
それによると、このミサイル攻撃により、パナマ船籍のコンテナ船が被害を受けたという。
東部ドネツク州などで激しい戦闘が続く中、ウクライナ軍は9日、ロシア西部ブリャンスク州の兵器庫を攻撃したと明らかにした。
ロシア当局は同日、ブリャンスク州で爆発物による爆発が起きたとして非常事態を宣言。ウクライナ軍の攻撃かどうかは言及しなかった。
さらにウクライナ軍はイラン製自爆ドローンなどが保管されていた南部クラスノダール地方の兵器庫も攻撃したと発表した。
AP通信は情報筋の話しとして、「ブリャンスク州の兵器庫には北朝鮮から供与された砲弾やミサイルも保管されていた」と伝えている。ロシア側はコメントを出していない。
その後、ウクライナ軍はブリャンスク州の兵器庫に北朝鮮から納入されたミサイルと砲弾が保管されていたと声明を出した。
ロシア国防省は9日、西部地域に飛来したウクライナ軍のドローン47機を撃墜したと発表。死傷者の報告はない。
ウクライナ軍によるロシア西部クルスク州への越境攻撃は65日目に突入。数十キロにわたる前線で激しい戦闘が続いているものとみられるが、戦況はほとんど明らかになっていない。
ロシア国防省は9日、ウクライナ軍に占領されたクルスク州の2つの集落を奪還したと発表した。ウクライナ政府はコメントを出していない。