◎フランコ氏はリオ市議会唯一の黒人女性として、女性の権利拡充などを公約に掲げていた。
ブラジル・リオデジャネイロ裁判所は9月30日、市議会議員のフランコ(Marielle Franco)氏を殺害したとして、男に懲役5年を言い渡した。
サントス(Barbosa dos Santos)被告は2018年にフランコ氏を殺害。車を盗んだ罪などにも問われている。
現地メディアによると、この事件に関与した元警察官も司法取引によりフランコ氏を殺害したと自供。この裁判はまだ結審していない。
今年3月には連邦議会のブラザオ(Chiquinho Brazão)とその弟でリオ州の会計監視委員会の委員ドミンゴス(Domingos Brazão)がフランコ氏の殺害を指示した疑いで逮捕された。
両者ともリオに拠点を置く犯罪集団と関係があるとされ、住民に様々なサービスを違法に提供し、高額な費用を請求した罪にも問われている。
フランコ氏はリオ市議会唯一の黒人女性として、女性の権利拡充などを公約に掲げていた。