◎軍服を着た男たちは19日、大統領府とチセケディ大統領の側近の邸宅を襲撃、銃撃戦になった。
アフリカ中央部・コンゴ民主共和国政府は20日、首都キンシャサの大統領府が襲撃を受けた事件について、「クーデター未遂であり、首謀者を含む6人が死亡、数十人が逮捕された」と発表した。
陸軍の報道官は19日夜の記者会見で、「死亡した6人のうち1人はクーデターを主導した野党指導者のマランガ(Christian Malanga)である」と明らかにしていた。
中央政府によると、この計画に関与したとして、外国人を含む約50人が逮捕されたという。
軍服を着た男たちは19日、大統領府とチセケディ(Felix Tshisekedi)大統領の側近の邸宅を襲撃、銃撃戦になった。
大統領府の報道官はX(旧ツイッター)への投稿で、「警備員らが反乱軍を阻止し、議員とその家族の安全を確保した」と明らかにした。
それによると、この銃撃戦で警備員2人が死亡したという。
地元メディアは「陸軍の兵士が大統領府を襲撃した」と速報で伝え、その後、マランガ氏が関与していると報じた。
マランガ氏は自身のフェイスブックアカウントにチセケディ氏を脅迫する動画を投稿していた。
陸軍報道官によると、マランガ氏は大統領府の敷地内で警備隊との銃撃戦の末、射殺されたという。
逮捕された50人の身元は明らかになっていないが、一部メディアは陸軍の将校や兵士が含まれていると報じている。