◎バスは東部の都市ラホールから南部の港湾都市カラチに向かっていた。
2022年8月16日/パキスタン、東部パンジャブ州の高速道路、石油タンクローリーとバス(AP通信)

パキスタンの警察当局は16日、東部の高速道路でバスが石油タンクローリーに突っ込み、少なくとも20人が死亡、数人が負傷したと発表した。

事故は16日未明にパンジャブ州近郊の高速道路で発生した。報道によると、衝突後火災が発生し、数時間後に鎮火したという。

バスは東部の都市ラホールから南部の港湾都市カラチに向かっていた。

州警察の報道官は記者団に対し、「初期調査の結果、バスの運転手が運転操作を誤りタンクローリーに追突した可能性が高い」と説明した。運転手は死亡が確認されている。

消防によると、負傷者は医療機関に搬送され、そのうち少なくとも6人は意識不明の重体だという。

報道官は「遺体の一部は性別の見分けがつかないほど焼けており、遺族に引き渡される前にDNA鑑定を行うことになるだろう」と述べた。

シャリフ(Shehbaz Sharif)首相は16日、犠牲者に哀悼の意を表し、保健当局に負傷者をサポートするよう求めた。

パキスタンでは道路インフラの不備や交通規制無視による死亡事故が多発している。

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