◎発展途上8カ国(通称D8)は世界経済における発展加盟国の地位を向上させるために、1997年に設立された。
2022年7月26日/バングラデシュ、首都ダッカで開催された発展途上国フォーラム(Mahmud Hossain Opu/AP通信)

発展途上8カ国(通称D8)のビジネスリーダーや政府高官は26日、バングラデシュの首都ダッカで会合を開き、エネルギー危機、自国通貨の暴落、食料問題などについて協議した。

エジプト、イラン、マレーシア、ナイジェリア、パキスタン、トルコ、バングラデシュは共同声明で、「代表団は外貨準備の減少に対処するため、通貨スワップ、物々交換、ブロックチェーンなどの代替貿易などについて議論した」と発表した。

まングラデシュのモメン(A.K. Abdul Momen)外相は記者会見で、「D8は貿易を充実させるだけでなく、自由貿易協定の準備も進めている」と明らかにした。

モメン氏の報道官によると、D8は世界有数の原油生産国であるイランとナイジェリアの力を活かして、エネルギー安全保障を強化する方法を模索しているという。

バングラデシュは現在、原油価格の高騰を受け、火力発電所の操業を停止している。

D8会合を主催するD8商工会議所のファヒム(Sheikh Fazle Fahim)会頭は記者団に対し、「コロナの感染拡大を含む多くの問題が続いており、予防措置を取る必要がある」と語った。

またファヒム氏は加盟8カ国すべてが外貨準備の減少、自国通貨の暴落、サプライーチェーンの混乱、インフレ、エネルギー危機、食料不足を経験していると警告した。

モメン外相は「若い労働者の力が欠かせない」と記者団に語った。「8カ国の成長を達成するためには若者の力が必要不可欠です。8カ国で生活する若者は2億人を優に超えています。最近では女性起業家の活躍も目立ってきました...」

D8は世界経済における発展加盟国の地位を向上させるために、1997年に設立された。

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