◎男は今週11日、第二次世界大戦のポーランド人虐殺の犠牲者を追悼する式典に80mm砲弾を持ち込んだとして逮捕された。
2022年7月11日/ポーランド、首都ワルシャワの大統領府近く(Getty Images)

ポーランドの検察当局は13日、首都ワルシャワの大統領府近くで爆発物(80mm砲弾)を所持し逮捕された男をテロ容疑で捜査していると明らかにした。

31歳の男は今週11日、第二次世界大戦のポーランド人虐殺の犠牲者を追悼する式典に80mm砲弾を持ち込んだとして逮捕された。

最高検察庁は13日の声明で、「この事件は多数の人々に脅威を与え、爆発物が爆発していれば甚大な被害をもたらした可能性があるため、テロ事件として扱っている」と発表した。

男の氏名は公表されていない。地元メディアは警察筋の話を引用し、「取り調べに対し意味不明な供述を繰り返している」と報じている。

報道によると、有罪が確定すれば8年以下の禁固刑を言い渡される可能性がある。警察は砲弾の入手経路などを調べている。

男は300人以上が参加した式典会場近くの繁華街に砲弾を置いたと伝えられている。砲弾は爆発せず負傷者も出なかったが、当局は現場から半径200m以内を立ち入り禁止区域に設定。区域内の住民に避難を命じた。

アフィリエイト広告
スポンサーリンク