◎女性はカメラの前で「私たちをレイプしないで!」と叫び、ロシアに抗議した。
第75回カンヌ国際映画祭のレッドカーペットに上半身裸の女性が乱入し、ウクライナ侵攻で女性への性的暴行被害が相次いでいることに抗議した。
女性はジョージ・ミラー監督の映画「3000年の憧れ(Three Thousand Years of Longing)」のレッドカーペット・プレミアで服を脱ぎ捨て、ロシアに抗議した。
女性の身体にはウクライナの国旗と「私たちをレイプするのをやめろ(Stop raping us)」というメッセージが書かれていた。
女性はカメラの前で「私たちをレイプしないで!」と叫び、ロシアに抗議したのち警備員に確保され、連れ出された。
映画祭を主催するフランス国際映画祭協会は特にコメントを発表していない。
今年のカンヌ映画祭ではウクライナ侵攻が脚光を浴びており、ウクライナの映画制作者の作品がいくつか上映される予定。同協会はロシア政府とつながりのあるロシア人の参加を禁じている。
オープニングセレモニーではウクライナのゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領がサプライズ演説を行った。