◎シャキーラさんは別の脱税事件でも起訴されており、11月20日にバルセロナ地裁に出廷する予定である。
2019年3月27日/スペイン、首都マドリードの裁判所前、歌手のシャキーラさん(Bernat Armangue/AP通信)

スペイン・バルセロナの検察当局は26日、脱税の疑いでコロンビアの歌手シャキーラ(Shakira)さんを起訴したと発表した。

それによると、シャキーラさんは2018年の収入に対する税金670万ユーロを支払っておらず、脱税の罪に問われている。

バルセロナ検察は声明で、「シャキーラ被告は納税を逃れるためにオフショアのタックスヘイブンのファンドを利用した」と主張している。

シャキーラさんは米フロリダ州マイアミ在住。報道によると、バルセロナ検察はマイアミ地検を通じてシャキーラさんに訴状を送ったという。

シャキーラさんは別の脱税事件でも起訴されており、11月20日にバルセロナ地裁に出廷する予定である。バルセロナ地検は2012~14年の間にシャキーラさんが1450万ユーロを脱税したと主張している。

この裁判はシャキーラさんが2012~14年の間、どこに住んでいたかが争点になっている。

地検はシャキーラさんがその期間の半分以上をスペインで過ごしたため、スペインの法律に基づいて税金を納める必要があると主張。弁護団はこの主張を「馬鹿げている」と一蹴し、「シャキーラさんは法律に基づいて税金を支払い、さらに300万ユーロの追徴課税も収めた」と反論している。

スペインの税務当局は昨年7月、この脱税疑惑の調査を開始した。

報道によると、バルセロナ地検は税務当局がこの2ヶ月間に集めた証拠を検討した結果、2件目の起訴に踏み切ったという。裁判の日程は決まっていない。

シャキーラさんの事務所はこの起訴に関する声明を出していない。

シャキーラさんはスペインサッカー1部・FCバルセロナのジェラール・ピケ(Gerard Pique)選手と昨年まで交際。その間、バルセロナに住んでいたものの、昨年交際に終止符を打ち、マイアミに移住した。

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