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エルサルバドル政府、ハイチ武装ギャングに兵士4人が拘束されたと発表、救出作戦を開始

4人はエルサルバドル空軍の航空技術者で、ハイチ国家警察による武装ギャング掃討を支援する国連の「ギャング制圧部隊(GSF)」に参加していた。
2021年11月2日/ハイチ、首都ポルトープランス郊外、ギャンググループ「G9&Family」のリーダー(Getty Images)

中米エルサルバドルのブケレ(Nayib Bukele)大統領は21日、ハイチで活動する国連部隊に所属する同国の兵士4人が、武装ギャングの人質になっていると発表した。ブケレ氏によると、部隊は4人を救出する作戦を開始したという。作戦の詳細や、拘束したギャングの名称は明らかにしていない。

4人はエルサルバドル空軍の航空技術者で、ハイチ国家警察による武装ギャング掃討を支援する国連の「ギャング制圧部隊(GSF)」に参加していた。

4人は10月18日、首都ポルトープランス近郊で基地に戻る途中、武装集団の襲撃を受けた。乗っていた装甲車は銃撃と爆発物によって炎上し、4人は車両から脱出したものの、その後、連絡が取れなくなった。

エルサルバドル軍とGSFは捜索・救出活動を進めてきたが、現場周辺では銃撃戦が続き、陸路や空路からの接近が困難になっている。救援に向かったヘリコプターも銃撃を受けたという。GSFは住民に対し、戦闘地域への接近を避け、屋内にとどまるよう呼びかけた。

ブケレ氏は拘束された4人について、戦闘要員ではなく、主に医療搬送などを担う航空技術者と説明した。またブケレ氏は、任務は人命救助であり、戦闘を目的とするものではないと強調した。

ハイチでは長年、政治的混乱や治安機関の弱体化を背景に武装ギャングの勢力が拡大し、首都や周辺地域で殺人、誘拐、恐喝などが横行している。国連の推計では、ギャングの暴力によって約150万人が住居を追われている。GSFはハイチ警察を支援するために創設され、チャドやジャマイカ、グアテマラなどの要員も参加している。

国連安全保障理事会では、米国のウォルツ(Mike Waltz)国連大使がこの襲撃を非難し、4人の帰還に向けて支援する姿勢を示した。今回の事件は国連部隊の展開後もギャングの影響力が強く残るハイチの治安情勢と、治安回復を目指す国際的な取り組みの難しさを改めて浮き彫りにした。

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