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米オハイオ州の化学物質漏出、避難区域を縮小、爆発の危険低下もタンクから放出続く

事故が起きたのは、トレド市内のMCタンク・トランスポート社の施設だ。
2026年10月21日/米オハイオ州トレド、化学物質が漏洩した施設(AP通信)

米オハイオ州トレドで20日夜に発生した化学物質タンクの破損事故を巡り、当局は22日、避難区域の範囲を半径800メートルから400メートルに縮小した。タンク内の温度が低下し、化学物質の放出速度も大幅に落ちたため、爆発の危険性が低下したと判断した。ただし、タンクからの放出は続いており、区域内の住民や事業所には引き続き避難が求められている。

事故が起きたのは、トレド市内のMCタンク・トランスポート社の施設だ。破損したタンクには、プラスチックや塗料、コーティング剤などの製造に使われる化学物質「グリシジルメタクリレート(GMA)」が入っていた。

当局は漏出を強制的に止める作業がかえって危険を高める可能性があるとして、化学反応が自然に収束するのを待つ対応を選択した。タンク内部の圧力や温度が下がれば爆発の危険性も低下するため、消防や危険物処理の専門チームは安全を確認しながら現場への接近を進める方針だ。状況がさらに安定すれば、施設の管理を運営会社に戻し、後片付けに移行する見通しとなっている。

事故後、周辺では目や喉の刺激、めまいなどを訴える人が出た。AP通信によると、57人が医療機関で治療を受け、大半が退院した。22日朝の時点で7人が治療を受けているものの、重い症状は報告されていない。

周辺地域に出されていた屋内退避命令は21日夜までに解除された。今回の区域縮小により、避難区域外の住民や事業所は通常の生活・営業に戻れる一方、当局は安全確認が終わるまで現場周辺への接近を控えるよう求めている。

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