◎12歳以上のワクチン未接種者は仕事、食料品の買い出し、運動や散歩以外での外出禁止。
2021年11月13日/オーストリア、ウィーンの繁華街(Getty Images/AFP通信/PAメディア)

11月14日、オーストリア政府はコロナウイルスの爆発的な感染拡大を受け、14日深夜に全国のワクチン未接種者に外出禁止令を課した

アレクサンダー・シャレンバーグ首相は声明の中で制限の重要性を強調し、ワクチンを速やかに接種するよう国民に呼びかけた。

ワクチン未接種者限定の外出禁止令は15日に発効する。これにより、12歳以上の未接種者は仕事、食料品の買い出し、運動や散歩以外での外出を禁じられた。ただし、ワクチン接種センターへの移動は許可される。12歳未満は適用外。

シャレンバーグ首相は記者団に、「政府の仕事は国民を保護することです」と語った。「したがって、ワクチン未接種者の生活は15日から大きく制限されます...」

AFP通信によると、約200万人が外出禁止令の影響を受けるという。オーストリアのワクチン接種率はEU平均より低く、人口当たりの完全接種率は11月12日時点で約63%、少なくとも1回接種した人は約67%

外出禁止令は10日間維持される予定で、警察は特定のポイントに検問所を設置する。違反者は最高1,450ユーロ(約19万円)の罰金を科される可能性がある。シャレンバーグ首相はパトロール部隊の体制を強化することも明らかにした。

一部の専門家はこの措置が合憲であるかどうかを疑問視している。極右政党は市民団体を組織し抵抗すると誓った。

保健当局によると、14日の新規陽性者数は11,552件、死亡者は17人、直近1週間の10万人あたりの陽性者数は約780人まで上昇した。感染者の急増に悩まされているドイツの陽性者は10万人あたり約290人。

シャレンバーグ首相はワクチン接種を終えた人の感染率は低下しているが、未接種者の率は急上昇していると警告し、接種済みの人にはブースターを、未接種者には速やかにワクチンを接種するよう強く呼びかけた。

一部の欧州諸国も新たな制限を導入している。

ドイツは国境を接するオーストリアからの入国を制限した。

オランダは3週間の部分封鎖を開始し、飲食店やその他の施設の営業時間を制限した。オランダのワクチン接種率はEU平均より高い。保健当局によると、コロナで入院した患者のほとんどがワクチン未接種者だという。

ラトビアは先月ロックダウンに移行した。先週10日間の全国休暇を終えたロシアの陽性者と死亡者は高止まりしており、一部自治体は制限を強化して。

アフィリエイト広告
スポンサーリンク