◎シドニー国際空港が旅行者を受け入れるのは約20カ月ぶり。
2021年11月1日/オーストラリア、ニューサウスウェールズ州のシドニー国際空港、親族との再会を喜ぶ女性(Rick Rycroft/AP通信)

11月1日、オーストラリア政府はコロナワクチンを接種したAUS市民および永住者の入国を許可した。シドニー国際空港が旅行者を受け入れるのは約20カ月ぶり。

親族と涙の再会を果たしたカーリー・ボイド氏は記者団に、「帰国できて嬉しい」と語った。オーストラリア政府は昨年、パンデミックの発生初期に国境を封鎖した。

タイ政府も1日に封鎖措置を一部緩和し、46ヵ国の旅行者の受け入れを開始した。ワクチン接種済みの旅行者は検疫を免除され、国内を自由に移動できる。またタイ政府は、一部の地域に課していた夜間外出禁止令も合わせて解除した。

スコット・モリソン首相は先月、11月から国境封鎖を段階的に解除し、ワクチン接種済みの市民および永住者の入国を許可すると発表していた。また、熟練の移民労働者と留学生の受け入れ再開についても検討を進めていると明らかにした。

<AUS国境再開の要点>
・オーストラリアで承認されたワクチン、または治療製品局(TGA)が承認したワクチンを接種した市民および永住者は、11月以降、入国時に7日間の自宅隔離を求められる。

・オーストラリアで承認されたワクチン、または治療製品局(TGA)が承認したワクチンを接種していない市民および永住者は、11月以降も特定の入国申請と検疫を求められる。検疫期間は14日間。

ニューサウスウェールズ州は16歳以上のワクチン完全接種率が80%を超えたため、連邦政府の方針に基づき州境を開放し、シドニー国際空港の運航を再開した。ビクトリア州と首都キャンベラも1日に州境を開放している。

現地メディアによると、シドニー空港に最初に乗り入れた便はシンガポール空港発の便で、その後にロサンゼルス発の便が続いたという。

サンフランシスコから帰国した男性はオーストラリア放送協会の取材に対し、「今年7月に帰国しようと思ったが、デルタ株の影響で検疫のレベルが引き上げられたため、諦めざるを得なかった」と述べた。

ワクチン接種を終えたAUS市民と永住者は入国を許可されたが、4つの州と1つの地域はデルタ株を抑えるために州境の封鎖を継続している。

シドニー空港に到着したある男性は西オーストラリア州で亡くなった母親の墓参りを行うために州政府に申請書を提出しなければならないと不満を表明した。

西オーストラリア州は陽性者をほとんど報告していないが、ワクチン接種率が低いため封鎖を維持している。男性は地元メディアのインタビューの中で、同州のマーク・マガワン州首相に州境を開放するよう求めた。

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