▽市場は収益が予想を下回ったことに反応。WEGの株価は一時10%以上下落した。
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ブラジルの電動機大手WEGは4月30日、25年第1四半期(1~3月)の純利益が前年同期比で16.4%増加したと明らかにした。
WEGはサンパウロ証券取引所に提出したレポートの中で、「25年第1四半期の純利益は15.4億レアル(約390億円)に達した」と発表。前四半期比では8.8%減となった。
市場は収益が予想を下回ったことに反応。WEGの株価は一時10%以上下落した。
40カ国以上で事業を展開し、17カ国に工場を持つWEGはトランプ関税で不確実性が高まっていることを認め、「需要は依然としてポジティブであるものの、世界的なマクロ経済のシナリオに注意する必要がある」と指摘した。
サンパウロ証券取引所のWEGの株価は30日午後に45.22レアルまで急落。10%を超える下落となった。
WEGの24年第4四半期(10~12月)の純収入は100億8000万レアル、前年同期比25.5%増となったが、市場予想の104億9000万レアルを下回った。四半期ベースで6.9%減であった。
EBITDAマージンは前年同期比40%減の21.6%となり、前四半期の22.1%から鈍化した。