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▽CDUは2月の選挙で第一党に返り咲き、今月初めにショルツ首相率いるSPDとの連立で合意した。
ドイツ、首都ベルリンの連邦議会議事堂(Getty Images)

2月のドイツ下院議会選(定数630)を制したメルツ(Friedrich Merz)次期首相の「キリスト教民主同盟(CDU)」が28日、「社会民主党(SPD)」との連立を賛成多数で承認した。

ドイツ通信社(dpa)によると、首都ベルリンのCDU党大会に出席した代議員の大多数がSPDとの連立を支持。正確な票数は明らかにされていない。

CDUは2月の選挙で第一党に返り咲き、今月初めにショルツ(Olaf Scholz)首相率いるSPDとの連立で合意した。

メルツ氏はSPDとの共同記者会見で、「経済成長を促し、防衛費を増やし、移民に対する厳しいアプローチをとり、ドイツを近代化させる」と述べていた。

SPDも35万8000人余りの党員全員を対象とする投票を行っている。結果は30日に発表される予定だ。SPDの青年局はCDUとの連立に反対している。

一方、反移民・反イスラム・反EUを公約に掲げ、議会選で2位に躍進した極右政党「ドイツのための選択肢(AfD)の選択肢」は連立協議に参加できなかった。

SPDが連立を承認すれば、議会下院は5月6日に会合を開き、メルツ氏を首相に選出する。連立政権の議席は328議席になる予定だ。

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