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▽ルンディン社は22年8月に銅山近くに巨大な陥没穴が出現した後、この銅山での作業を一時中断したが、現在は採掘を推進している。
チリ、アタカマ砂漠に出現した陥没穴(ロイター通信)

チリの規制当局は30日、アタカマ砂漠のアルカパルロサ銅山を運営するカナダの採鉱企業ルンディン・マイニングに対し、この銅山を永久に閉鎖するよう命じた。

ルンディン社は22年8月に銅山近くに巨大な陥没穴が出現した後、この銅山での作業を一時中断したが、現在は採掘を推進している。

規制当局は声明で、「陥没穴の責任はルンディンにあり、銅山を閉鎖し、罰金33億6000万ペソ(約5億2600万円)の支払いを命じる」と述べた。

また当局は「ルンディンがコピアポ川の帯水層まで無許可で操業したため、多くの水が浸透し、地盤が緩み、陥没した」と指摘した。

さらに、「ルンディンは取り返しのつかない環境破壊を引き起こした」と非難した。

ルンディン社は声明で、「当局の決定を精査している」と述べた。一部の地元メディアは同社が訴訟の準備を進めていると報じている。

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