▽乗務員5人と乗客10人が医師の手当てを受け、うち乗務員1人が病院に空輸された。
スイス・インターナショナル・エアラインズの旅客機がトラブルに見舞われ、機内およびコックピットに煙が充満し、オーストリアの空港に緊急着陸した。現地メディアが23日に報じた。
それによると、乗務員5人と乗客10人が医師の手当てを受け、うち乗務員1人が病院に空輸されたという。
この便はルーマニアのブカレスト発スイス・チューリヒ行きのLX1885便(エアバスA220-300型機)。オーストリア南部のグラーツ空港に緊急着陸した。乗客74人と乗務員5人が乗っていた。
スイスエアによると、ヘリで病院に空輸された乗務員の容体は分からず、他の乗務員4人も医療処置を受けているという。
同機は23日午後の時点でまだ滑走路上にあり、グラーツ空港は閉鎖されている。
機内に煙が充満した原因は明らかになっていない。AP通信は関係者の話しとして、「エンジントラブルが原因とみられる」と伝えている。