◎この計画はハノイと南部の金融都市ホーチミン間、約1541キロメートルを結ぶもので、費用な670億ドル(約10兆円)と見積もられている。
ベトナム、首都ハノイを走行する旅客列車(Getty Images)

ベトナム政府は11月30日、首都ハノイと南部ホーチミンを結ぶ高速鉄道の建設計画を承認した。

この計画はハノイと南部の金融都市ホーチミン間、約1541キロメートルを結ぶもので、費用な670億ドル(約10兆円)と見積もられている。

高速鉄道は時速350キロで走行し、両都市を5時間で移動可能になる。現在の所要時間は約30時間だ。

工事は2027年に始まる予定。共産党は2035年の運用開始を目指しているが、ベトナムの過去のインフラ工事は遅れに悩まされてきた。

高速鉄道は20の省を通過し、途中に23の旅客駅と5つの貨物駅が建設される。国営テレビによると、この路線は旅客と貨物に対応する予定。

国営テレビは30日、運輸省の声明を引用し、「このプロジェクトは増大する輸送ニーズに対応する取り組みのひとつであり、南北を短時間で結ぶことで、さらなる経済発展や観光客の増加、そして国民生活に様々な恩恵をもたらす」と報じた。

政府はこの費用を自国で賄うとしているが、必要に応じて外国からの融資を検討する可能性も排除しないとしている。

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