◎事故はオスロ中心部の駅近くの交差点で10月29日に発生。路面電車が脱線し、建物に突っ込んだ。
ノルウェー・オスロで走行中の路面電車が脱線し、4階建ての建物に突っ込んだ事故について、捜査当局は15日、運転士が事故当時のことを覚えていないと説明していると明らかにした。
事故はオスロ中心部の駅近くの交差点で10月29日に発生。路面電車が脱線し、建物に突っ込んだ。
オスロ警察によると、運転士から事情を聴いたところ、事故の前に意識を失っていたとのこと。
オスロ警察は声明で、「運輸安全委員会による調査の結果を待っている」と述べた。
事故当時、電車には約20人が乗っていた。運転士を含む4人がケガをし、現場で手当てを受けたものの、命に別条はなかった。
事故を目撃した男性はノルウェー通信(NTB)の取材に対し、「路面電車が猛スピードで線路を外れて店舗に突っ込んだ」と述べていた。
被害を受けた店舗の近くで働く従業員は地元テレビ局のインタビューで、「電車がまっすぐ突っ込むところを見た」と語った。
この店舗には携帯やコンピューターを取り扱う会社が入っていた。