◎当局は当初、男性がクマに襲われた可能性があるとみて捜査していたが、当局と魚類野生生物局(FWS)が現場を調べてところ、クマが活動した形跡を見つけられず、複数の証拠に基づき、殺人事件と断定した。
2024年10月17日/米モンタナ州ギャラティン郡、男性の遺体が見つかったキャンプ場(AP通信)

モンタナ州のキャンプ場で35歳男性の遺体が見つかった事件について、捜査当局は2日、同州在住の41歳男が起訴されたと明らかにした。

同州ギャラティン郡保安官事務所によると、10月12日の朝、35歳男性がキャンプ場のテント内で遺体となって発見された。遺体を見つけたのは男性の友人2人であった。

当局は当初、男性がクマに襲われた可能性があるとみて捜査していたが、当局と魚類野生生物局(FWS)が現場を調べてところ、クマが活動した形跡を見つけられず、複数の証拠に基づき、殺人事件と断定した。

男性の姿が最後に目撃されたのは10月10日、キャンプに出かけるところだった。

逮捕された41歳の男は当局に対し、「10月10日にこのキャンプ場に到着し、男性が施設を占拠しているのを見て腹が立った」と証言した。

男と被害者に面識はなかったとみられる。

男は木片で被害者を殴り、ドライバーで首を刺し、斧で切り裂いたと証言したという。

被害者のガールフレンドと友人は10月12日に遺体を発見した際、「熊に襲われたのかもしれない」と警察に説明していた。

警察によると、キャンプ場に残されていたビール缶から検出されたDNAが容疑者のものと一致したため、今週逮捕したという。

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