◎雨は26日から降り始め、28日まで続いた。現在は回復し、各地で救助・捜索作業が行われている。
ネパール全土で大雨による洪水や土砂崩れが相次ぎ、これまでに193人の死亡が確認された。地元当局が9月30日、明らかにした。
雨は26日から降り始め、28日まで続いた。現在は回復し、各地で救助・捜索作業が行われている。
死者の多くは大雨に見舞われた首都カトマンズ南部の地区で確認された。警察によると、全国で少なくとも31人が行方不明になっている。
カトマンズ近郊の高速道路で発生した土砂崩れでは30人が死亡。少なくとも3台のバスや複数の車が埋まった。
カトマンズから市外に続く3つの高速道路は土砂崩れにより閉鎖されたままである。
作業員たちは道路に流れ込んだ土砂や樹木を重機で撤去。復旧を急いでいる。
内務省は30日、住居を失った市民のために仮設住宅を建設し、その他多くの被災者に補助金を含む支援を提供すると発表した。
オリ(Khadga Prasad Oli)は米ニューヨークの国連総会で演説し、30日に帰国。緊急閣議を招集し、対応を協議した。
現地メディアによると、カトマンズ南部の住宅地に流れ込んだ水はほとんど引き、多くの住民が片付けに追われている。陸軍と警察が重機を使って片付けを支援している。
政府は29日、今後3日間、全土の学校と大学を閉鎖すると発表した。