◎事故は泰安市内の学校の門近くで発生。スクールバスが門の近くに立っていた生徒と保護者たちに突っ込んだとみられる。
中国東部・山東省泰安市でスクールバスが群衆に突っ込み、学生5人を含む少なくとも11人が死亡、10数人が負傷した。国営メディアが2日に報じた。
それによると、事故は泰安市内の学校の門近くで発生。スクールバスが門の近くに立っていた生徒と保護者たちに突っ込んだとみられる。
中国中央テレビ(CCTV)は当局者の話しとして、「バスの運転手はブレーキが利かなくなったと証言している」と報じた。
警察が運転手の身柄を拘束し、原因を調べている。
CCTVによると、学生5人と保護者とみられる男女6人が死亡。少なくとも13人が病院に搬送され、うち1人が重体だという。
中国のSNS「微博(ウェイボー)」には現場の写真や動画が複数投稿されている。
中国の交通事故件数は年間数十万件、ここ数年の年間の死者数は5万~8万人程度で推移している。
今年7月には中部の長沙市で乗用車が歩行者の列に突っ込み、8人が死亡、数人が負傷した。