◎与党・アワミ連盟を含む複数の政党がデモへの支持を表明した。
バングラデシュ・ダッカで6日、ガザ紛争の即時終結を求めるデモ行進が行われ、数千人が参加した。
デモ隊は恒久的な停戦とパレスチナ国家の建設を要求。ダッカ中心部の大学で集会を開いた。
地元メディアによると、与党・アワミ連盟を含む複数の政党がデモへの支持を表明したという。
デモ隊は反イスラエルのスローガンを唱えながら大学構内と周辺を行進。主催者によると、学生、会社員、主婦、その他多くの市民が参加したという。
バングラはイスラム教徒が大多数を占めるイスラム国家であり、イスラエルと国交を結んでおらず、パレスチナ国家の建設を要求している。
アワミ連盟のハシナ(Sheikh Hasina)首相はイスラエル政府がジェノサイド(集団殺戮)を主導していると非難してきた。
ある学生グループは米大学の抗議デモへの連帯を示し、イスラエルによるガザ侵攻を糾弾。「一部の西側諸国がイスラエル軍を支援し、ジェノサイドを容認している」と主張した。
学生たちは非武装の女性や子供が空爆で殺されていると非難。「イスラエル軍はハマスに勝利するためと主張しながら、病院や国連の難民キャンプなどを繰り返し攻撃している」と指摘した。
デモに参加した女性は地元テレビ局の取材に対し、「すべての弾圧に反対するという明確なメッセージを世界に送ることが重要だ」と語った。