◎メキシコの病院で殺人が起きるのは珍しいことはではない。
メキシコ中部モレロス州の病院に正体不明の武装集団が押し入り、治療を受けていた男性患者を射殺した。警察当局が4月30日、明らかにした。
それによると、事件は州都クエルナバカの中心部にある公立病院で30日未明に発生。集中治療室で銃創の治療を受けていた男性患者が射殺されたという。
武装集団は車で逃亡。警察が行方を追っている。
警察によると、死亡したのは23歳の男性。27日に入院したという。
メキシコの病院で殺人が起きるのは珍しいことはではない。
西部シナロア州では29日、医師を装った男が注射で患者を殺害しようと試みるも失敗。逃走時に銃を乱射した。報道によると、ケガをした人はいなかった。
シナロア州クリアカンの病院では昨年、患者の殺害を試みた武装集団が別のギャングと衝突、銃撃戦になり、医師を含む4人が死亡。容疑者はひとりも捕まっていない。
麻薬カルテルやギャングは負傷したライバル組織の構成員を仕留めるために、病院にヒットマンを送り込む。
2021年には暴力事件が多発する北部サカテカス州で患者を搬送中の救急隊員2人が何者かに射殺された。