◎事故は北西沖で1月31日に発生。沿岸警備隊が行方不明者を捜索している。
米領プエルトリコの沖合で移民を乗せたボートが転覆し、少なくとも2人が死亡、20人が救助された。警察当局が1日、明らかにした。
それによると、事故は北西沖で1月31日に発生。沿岸警備隊が行方不明者を捜索している。
地元テレビ局は関係者の話しとして、「救助された20人のうち2人が病院に搬送され、入院した」と伝えている。
警察は20人の国籍を明らかにしていない。
プエルトリコを目指す移民の大半がハイチとドミニカ人である。ボートに乗っていた人数、出発地は不明である。
ハイチではギャングによる暴力と貧困が蔓延しており、多くの移民がドミニカ東部から米国領土を目指し、ボロボロの木造船やゴムボートで出港する。
ドミニカ東部とプエルトリコは150キロほど離れており、潮の流れも速く、ゴムボートで渡るのは難しい。この海域では近年、数百人が行方不明になったと推定されている。