◎24機のうち最初の1機は2031年に、残りは2035年までに納入される予定。
チェコ政府は29日、米航空宇宙大手ロッキード・マーチンのF35戦闘機を24機取得する米国との協定に署名した。
契約額は約1500億チェコ・コルナ(約9650億円、65億ドル)。
地元メディアによると、国防相と駐米大使がこの取り引きに関する覚書に署名したという。
国防省の報道官は声明で、「政府間の契約を完了させる書簡にも署名した」と明らかにした。
また報道官は「この協定により、我が国と我が軍は新時代を迎える」と述べた。
フィアラ(Petr Fiala)首相は昨年9月にこの契約を承認していた。
F35は現在チェコ空軍が保有しているスウェーデン製の戦闘機14機に取って代わる。24機のうち最初の1機は2031年に、残りは2035年までに納入される予定。
国防省は昨年9月の声明でF35の取得計画について、「本体、パイロットの訓練、弾薬、その他費用として50億ドル近くを米国に支払う」と明らかにしていた。
残り15億ドルは中部にある空軍基地の改修、燃料、スタッフの訓練に充てられる予定だ。