◎同国の憲法は同一人物が2期連続で大統領を務めることを禁じているが、1期(5年)間隔を空ければ立候補できる。
2023年10月27日/エルサルバドル、首都サンサルバドル、支持者と握手するブケレ大統領(Salvador Melendez/AP通信)

エルサルバドルのブケレ(Nayib Bukele)大統領がX(旧ツイッター)で大統領選キャンペーンを展開し、国内外のユーザーに支持を呼びかけた。

ブケレ氏は3日深夜のX集会で米州人権委員会やその他の国際機関がエルサルバドルの発展を妨害していると主張した。

同国の憲法は同一人物が2期連続で大統領を務めることを禁じているが、1期(5年)間隔を空ければ立候補できる。

しかし、高等選挙裁判所は昨年、ブケレ氏の出馬を認めた。

国会も昨年11月にブケレ氏の長期休暇を承認。施設秘書を大統領代行に選出した。ウジョア(Félix Ulloa)副大統領の出馬も認められている。

高等選挙裁判所と最高裁の判事はブケレ派で固められており、同氏の再選を強く支持しているように見える。

投票日は2月4日の予定だ。

ブケレ氏はX集会の中で、「無期限の再選を可能にする憲法改正の是非を問う国民投票を行ってはどうか」という質問に対し、「やるつもりはないよ、たぶんね」と語った。

最新の世論調査によると、ブケレ氏とギャング掃討作戦の支持率は90%に届く勢い。米州人権委員会は一連の取り締まりを「とんでもない人権侵害」と非難している。

過去2年の取り締まりで逮捕されたギャングまたはギャングと疑われる市民は8万人近くに達したとされる。その大半が裁判を受けることなく刑務所に勾留されている。

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