◎女性を含む数人が死亡し、子供少なくとも3人が負傷したとされる。
シリアの首都ダマスカスで自動車爆弾が爆発し、少なくとも10人が死傷した。地元の人権団体が27日、明らかにした。
イギリスのNGO「シリア人権監視団」によると、爆発はダマスカス郊外にあるイスラム教シーア派の廟近くで発生。タクシーに仕掛けられていた爆弾が爆発したという。
国営シリア・アラブ通信(SANA)は爆発で負傷者が出たと報じたものの、それ以上の詳細には言及しなかった。
シリア人権監視団は声明で、「女性を含む数人が死亡し、子供少なくとも3人が負傷した」と述べている。
それによると、爆発はイラン民兵の陣地近くで発生したという。
イラン民兵はロシアと共にアサド政権を支援し、イスラム過激派および西側の支援を受けるクルド人勢力と戦っている。
SANAが公開した写真には黒焦げになった車両と大勢の野次馬が写っていた。
ソーシャルメディアで共有された動画には助けを求める人の声と、血まみれの男性2人が映っている。道路沿いの商店のガラスは砕け散り、燃えている店舗もあった。