◎ブリャンスク州はロシアの同盟国ベラルーシとも国境を接し、ウクライナ侵攻開始以来、数多くの妨害行為が報告されてきた。
ロシア当局は2日、ウクライナ国境に近い西部ブリャンスク州で貨物列車が脱線したと発表した。
同州では1日にも列車が脱線。客車が炎上した。
同州政府は1日の声明で「線路上で爆発物が爆発した」と報告していた。死傷者はいなかったようだが、詳細は明らかになっていない。
同州政府は2日、「線路上の爆発物が爆発し、貨物を積んでいた車両と客車が脱線した」と発表。ロシア鉄道(国鉄)はこの事件を「鉄道輸送に対する外部勢力の干渉」と呼んだが、ウクライナには言及しなかった。
2日の脱線でも死傷者は出なかったようだ。
事故は2日の現地時間19時47分頃にブリャンスク州近郊で発生した。
国営テレビは「救急隊員が現場で対応に当たり、対象線路の運行は停止された」と報じている。
ブリャンスク州はロシアの同盟国ベラルーシとも国境を接し、ウクライナ侵攻開始以来、数多くの妨害行為が報告されてきた。
ウクライナ政府はこの脱線に関する声明を出していない。一部のメディアはウクライナを支持するレジスタンスによる犯行の可能性が高いと指摘している。