◎テネシー州で7人、アーカンソー州で5人、イリノイ州で4人、インディアナ州で3人、アラバマとミシシッピでも死者が確認された。
2023年4月1日/米インディアナ州サリバン、竜巻が通過した住宅地(Doug McSchooler/AP通信)

当局は1日、南部と中西部のいくつかの州で竜巻が発生し、少なくとも21人が死亡したと報告した。

アーカンソー州では車が横転し、木がなぎ倒され、送電線が断線した。

AP通信によると、テネシー州で7人、アーカンソー州で5人、イリノイ州で4人、インディアナ州で3人、アラバマとミシシッピでも死者が確認されたという。

各州政府は被災地に支援物資を送り、州兵を動員して被害状況を確認するとしている。

アーカンソー州リトルロックの住民はAPの取材に対し、「信じられない」と語った。「私は1985年からこの町で生活していますが、こんなのは初めてです...」

警察によると、リトルロックでは1人が死亡、民家少なくとも数十戸が全壊したという。

リトルロックの郊外でサロンを経営する男性はAPに「町がボロボロになってしまった」と涙ながらに語った。「学校も教会もバラバラになってしまいました...」

アーカンソー州のサンダース(Sarah Huckabee Sanders)知事は先月31日に非常事態を宣言。被災地を支援するために州兵を動員している。

サンダース氏は1日、SNSに声明を投稿し、バイデン(Joe Biden)大統領と復興に向けて取り組みなどについて協議したと明らかにした。

国立気象局(NWS)は1日午前の時点でこの地域に出した気象警報の大半を維持している。一部地域ではこぶし大の雹(ひょう)が降った。

国立ハリケーンセンター(NHC)によると、31日~1日の竜巻と暴風雨により60万人近くが停電の影響を受け、オハイオ州とペンシルベニア州の被害が特に深刻だという。

テネシー州では1日未明の時点で10万世帯以上が停電している。

アフィリエイト広告
スポンサーリンク