◎トラは8歳のメス。週末に脱走し、男性に大怪我を負わせ、犬2匹と豚1匹を殺した。
2023年1月16日/南アフリカ、ハウテン州ヨハネスブルグ南部、私営農場から脱走したトラを追跡する警察関係者(Themba Hadebe/AP通信)

南アフリカ当局は18日、ヨハネスブルグ(ハウテン州)近郊の私営農場から脱走したトラを捕獲し、安楽死させたと発表した。

トラは8歳のメス。週末に脱走し、男性に大怪我を負わせ、犬2匹と豚1匹を殺した。報道によると、警察は18日早朝、ヨハネスブルグ南部の住宅地でトラを発見、捕獲したという。

飼い主は警察にトラを処分するよう求めた。

ヨハネスブルグ警察の報道官は記者団に対し、「トラは野生の行動を示しており、保護することは困難だった」と語った。「午前3時45分に安楽死させることで飼い主と一致しました...」

報道官はトラに哀悼の意を表し、「地域住民の安全確保を優先した」と述べた。

14日遅くにトラに襲われた男性は地元テレビ局の取材に対し、「食料品店から歩いて帰宅する途中、トラが飛びかかってきた」と語った。「靴ひもを結ぼうとかがんだ瞬間、トラが飛びかかってきたのです。私はトラを蹴り、なんとか追い払いました...」

警察はドローンとヘリを使ってトラの行方を追った。警察の報道官によると、トラはヨハネスブルグ南部の住宅地の畑に追い詰められ、最後までハンターを威嚇したという。

動物保護団体はこの事件を受け、トラの個人飼育を許可する南アの法律に疑問を投げかけた。地元の活動家もハウテン州が特別なライセンスを求めないことに問題があると指摘した。

イギリスの動物虐待防止協会(RSPCA)はソーシャルメディアに、「トラはヨハネスブルグの住宅地で生活することを望んでいなかった」と投稿している。「彼女は自分の意思でそこに行ったのではありません。そもそも飼育されるべきではなかったのです」

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