◎トラは週末に脱走し、男性に大怪我を負わせた。
2023年1月16日/南アフリカ、ヨハネスブルグ南部、私営農場から脱走したトラを追跡する警察関係者(Themba Hadebe/AP通信)

南アフリカ当局は16日、ヨハネスブルグ近郊の私営農場から脱走したトラを追跡していると発表した。

地元メディアによると、トラは週末に脱走し、男性に大怪我を負わせたという。男性は医療機関に搬送され一命をとりとめたが、男性の飼い犬は助からなかったと伝えられている。

脱走したトラは8歳のメス。ヨハネスブルグ南部の私営農場で飼われていたが、この農場が週末に泥棒被害に遭い、泥棒がトラのオリを破壊したという。

地元警察は周辺住民に外出を控え、トラを目撃した時は捕まえようとせず、通報するよう呼びかけている。

国営テレビは機動隊を含む30人ほどの一団がライフルを持ち、トラを探すところを報じた。

ヨハネスブルグ警察は特別捜査本部を設置。地元警察に機動隊員を送り、生け捕りにしたうえで動物保護団体に引き渡すと発表している。

地元警察の責任者は記者団に対し、「麻酔銃で生け捕りにする」と語った。

また責任者は「トラは直射日光を避けるために茂みの中に潜んでいる可能性が高く、喉が渇いたり腹が減った時に動き出すと思う」と説明し、「その時を狙う」と述べた。「動き出した時はチャンスです」

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