◎火災は政府高官向けのVIPホール1階で発生した。
イラク当局は17日、バグダッド国際空港で今週2回目の火災が発生したことを受け、安全対策の見直しと調査を開始すると発表した。
首相府の報道官によると、スダニ(Mohammed Shia al-Sudani)首相は航空局のトップを解任したという。
火災は17日未明に空港のVIPホール1階で発生した。当局によると、負傷者は確認されておらず、火災はまもなく鎮火したという。フライトに影響は出なかったとみられる。
スダニ氏は17日に同空港を視察し、航空局の関係者らと会談。安全対策を見直すよう命じたという。
またスダニ氏は消火システムに問題があることを指摘し、独立した調査委員会を設置するよう合わせて命じた。
報道によると、同空港の消火システムは2013年に不備があると指摘されたという。
国営テレビは関係者の話を引用し、「火災は政府高官向けのVIPホール1階で発生した」と報じている。
出発ロビー近くにあるカフェテリアの厨房で15日に発生した火災では職員3人が煙を吸い手当てを受けたと報告されている。この火災は数分で鎮火したものの、煙がロビーに充満し、大混乱を引き起こした。