◎パキスタンでは車両の整備不良、道路インフラの不備、交通規制無視による死亡事故が多発している。
パキスタンの警察当局は13日、南部シンド州の高速道路で洪水被災者を乗せたバスが炎上し、子供8人を含む少なくとも18人が死亡したと発表した。
地元警察の報道官によると、バスは南部の港湾都市カラチからシンド州郊外の集落に向かっていたという。火災は12日遅くに発生した。
パキスタン国家防災管理庁(NDMA)によると、6月中旬以降の大雨がもたらした洪水の犠牲者は1700人を超え、50万人以上が避難所や屋外で寝泊まりしている。
シンド州は深刻な被害を受けた州のひとつで、数千人がカラチに移住または避難している。
報道官は地元メディアのインタビューで、「火災発生から数分後に消防が到着し、消火活動が行われた」と説明した。
負傷者の数は明らかにされていないが、一部メディアは数人が医療機関に搬送されたと報じている。
報道官によると、火元はエアコンの配線とみられる。
パキスタンでは車両の整備不良、道路インフラの不備、交通規制無視による死亡事故が多発している。今年8月には東部の高速道路を走行していた旅客バスが石油タンクローリーに突っ込み、少なくとも20人が死亡した。