◎犯行声明は出ておらず、警察が捜査を進めている。
ナイジェリア警察は22日、武装集団が北西部カツィナ州の集落を襲撃し、警察官5人を含む少なくとも17人を殺害したと発表した。
同国北西部の森林地帯には地元で「盗賊」と呼ばれている武装集団の拠点が複数あると伝えられている。
自治体によると、武装集団の戦闘員約300人は20日深夜、カツィナ州郊外の村の警察署を襲撃したという。
州警察の広報担当はAFP通信の取材に対し、「警察官5人はテロリストの侵攻を阻止するために戦いましたが、全員殺されました」と語った。
地元メディアによると、犯行声明は出ておらず、警察が捜査を進めている。
武装集団は19日と21日にも同じ村と別の町を襲い、少なくとも17人を殺害した。
AFP通信は情報筋の話を引用し、「少なくとも4つの村と町が攻撃を受けた」と報じている。
武装集団はカツィナ州に隣接するザムファラ州で銃器を調達し、虐殺や略奪を行っている。
ナイジェリア政府は北東部地域に拠点を置くイスラム過激派組織「ボコ・ハラム」やその他のジハード組織がこれらの武装集団と協定を結んでいる可能性があると懸念している。