◎アルカイダやイスラム国(ISIS)とつながりのあるイスラム過激派組織アル・シャバブが犯行声明を出した。
ソマリア政府は23日、首都モガディシュの海辺のレストランで22日遅くに自爆テロが発生し、これまでに少なくとも6人の死亡を確認したと発表した。
地元メディアによると、アルカイダやイスラム国(ISIS)とつながりのあるイスラム過激派組織アル・シャバブが犯行声明を出したという。
警察の報道官は23日の記者会見で、「レストランでは当時、数人の議員が夕食をとっていた」と明らかにした。
報道官によると、入店を拒否された過激派の戦闘員と思われる男がレストランの入り口付近で自爆したという。
レストランは当時、ラマダンの断食を終え最初の食事を取る人々で混雑していた。またこのレストランは政府関係者がよく利用していたという。
モガディシュの医療機関はAP通信の取材に対し、「死亡した6人は一般市民で、7人が重軽傷」と述べた。
警察は、「レストランの警備員も爆発に巻き込まれ死亡した」と説明したが、警備員が何人死亡したかは明らかにしていない。
アル・シャバブは先週行われた新議会の宣誓式の会場近くに砲弾を撃ち込んだとされる。議員に怪我はなかった。
新議会はまもなく新大統領を選出する予定である。
ソマリアは世界で最も危険な国のひとつであり、ソマリア・アフリカ連合・EU・米国連合軍はアルカイダ、アル・シャバブ、アルヒジュラ、ムジャヒディン、イスラム国、ソマリアのイスラム国などのジハード組織と対峙している。泥沼化した内戦が終結する見通しは全く立っていない。