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ハイチ武装ギャングが女性と子ども13人を解放、47人死亡襲撃事件

今回の事件は、首都近郊のケンスコフ地区でギャングが住民を襲撃したことに端を発する。
2026年8月24日/ハイチ、首都ポルトープランス近郊、ギャングの攻撃を受けたケンスコフ地区(AP通信)

ハイチの首都ポルトープランス近郊で発生した武装ギャングによる襲撃事件で、拉致されていた女性7人と子ども6人の計13人が解放された。国連児童基金(ユニセフ)が29日に明らかにしたもので、解放された子どもには2歳未満の乳幼児3人、7歳児、10代の少女2人が含まれている。

今回の事件は、首都近郊のケンスコフ地区でギャングが住民を襲撃したことに端を発する。少なくとも47人が死亡、50人以上が拉致された。犠牲者には子ども5人も含まれ、住宅への放火や住民への暴力が相次いだことで、多数の住民が避難する事態となった。

襲撃を主導したのは同国最大のギャング連合「ヴィヴ・アンサム(Viv Ansam)」に属する組織とされる。ロイター通信によると、指導者の1人である「Izo 2」は警察が行動を起こせば人質を処刑すると脅迫していた。今回の女性と子どもの解放は人質問題の一部改善を示すものの、依然として多数の人が拘束されている可能性がある。事件の全容は明らかになっていない。

ハイチではギャングによる殺人、誘拐、性的暴力などが日常化している。2026年上半期だけでも3000人以上が死亡したとされ、国内避難民は150万人に達した。ポルトープランスではギャングが広範な地域を支配し、政府・警察が住民を十分に保護できない状況が続いている。

国際社会はハイチの治安回復に向け、国連主導の多国籍部隊の強化を進めている。しかし、部隊の規模や資金、人員は十分とはいえない。今回の虐殺と拉致は国家による治安維持機能が弱体化し、一般市民、とりわけ女性や子どもが危険にさらされている現実を改めて浮き彫りにした。

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