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ソマリア海賊がタンカー乗組員5人を殺害、治安部隊が約5カ月ぶりに救出

同船は4月21日、プントランド沖約30海里の地点で海賊に拿捕された。
アフリカ東部・ソマリアの海賊(AP通信)

ソマリア沖で海賊に乗っ取られていた石油タンカー「MT Honour 25」が、ソマリア北東部プントランド自治区の治安部隊によって救出された。プントランド情報省が29日、明らかにした。それによると、海賊は救出作戦に先立って乗組員に発砲し、5人を殺害したという。

同船は4月21日、プントランド沖約30海里の地点で海賊に拿捕された。当時、船には17人の乗組員が乗船し、そのうち10人がパキスタン人だった。パキスタン政府は国際海事機関(IMO)にも介入を求め、乗組員の安全確保と解放を要請していた。

ロイター通信によると、死亡した5人の内訳はパキスタン人3人、インド人1人、ミャンマー人1人。また、パキスタン人4人が負傷したという。死亡者の中には、カラチ出身で25年間にわたり商船員として働いていた二等航海士も含まれていた。

プントランド当局によると、銃撃戦の末、海賊は逮捕され、裁判にかけられる予定だという。救出された乗組員の状況については明らかになっていない。

ソマリア沖では2008~14年にかけて海賊行為が急増し、アデン湾とインド洋を結ぶ主要航路が大きな脅威にさらされた。身代金目的のシージャックが相次ぎ、世界経済にも数十億ドル規模の損失を発生させた。その後、国際的な海上警備の強化などによって海賊被害は大幅に減少したものの、近年再び活動が確認されている。

今回の事件は、ソマリア周辺海域で商船と乗組員が依然として海賊の危険にさらされていることを示した。プントランドでは8月に拿捕された別のタンカー「Sibu 1」も海上警察によって救出されている。

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