コンゴ東部でイスラム過激派が集落襲撃、33人殺害、エボラ患者も避難
ADFはウガンダに起源を持ち、2019年にISへの忠誠を誓った武装勢力で、民間人への襲撃を繰り返している。
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コンゴ民主共和国東部で5日夜、イスラム国(IS)系組織「民主同盟軍(ADF)」が北キブ州郊外の集落を襲撃し、少なくとも33人を殺害した。地元当局が6日、明らかにした。この襲撃で医療施設も焼き払われ、エボラ出血熱の感染者や感染疑いのある患者も避難を余儀なくされた。
襲撃は午後11時ごろ、州都ベニの西方約50キロに位置する集落で発生した。ADFの戦闘員は診療所に放火したほか、複数の住宅にも火を放ち、住民を殺害した。ロイター通信によると、これまでに33人の遺体が収容された。その大半に銃痕があり、一部は焼かれたり、ナタで切りつけられたりしていた。死者数はさらに増える可能性がある。
医療施設への攻撃により、近隣の病院からも患者が避難した。ロイターの取材に応じた病院の責任者は、避難した患者にはエボラ感染が確認された1人と、感染が疑われる5人が含まれていると語った。このうち3人は感染者との接触歴がある高リスク者だった。病院周辺では銃声が響き、建物から50メートルの場所まで炎が燃え広がったという。
医療関係者が懸念するのは、エボラ感染者や濃厚接触者が監視体制から離れ、地域社会に拡散することだ。専門家は感染の可能性がある人々が管理下を離れれば、新たな感染を引き起こす恐れがあると警告した。
北キブ州は現在、コンゴ全土で続くエボラ流行の新規感染者の約半数を占める。国内の感染者は1万人超、死者も5000人を超えた。ADFはウガンダに起源を持ち、2019年にISへの忠誠を誓った武装勢力で、民間人への襲撃を繰り返している。
今回の事件は、感染症対策が続く地域で治安悪化が公衆衛生上の危機をさらに深刻化させる実態を浮き彫りにした。
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