ハイチ首相、武装ギャング幹部の死亡を発表、無人機攻撃、各地で戦闘続く

フィスエイム氏はSNSへの投稿で「ギャングの指導者が一人減った」と述べ、「犯罪集団の支配から国を解放する戦いが続いている」と強調した。
2021年11月2日/ハイチ、首都ポルトープランス郊外、ギャンググループ「G9&Family」の戦闘員(Getty Images)

中米ハイチのフィスエイム(Alix Didier Fils-Aimé)首相は6日、首都ポルトープランス郊外で活動する武装ギャングの幹部マティアス・サンティル(Mathias Saintil)が死亡したと発表した。

それによると、サンティルはギャングの支配地域で無人機攻撃により重傷を負い、治療中に死亡した。ロイター通信によると、この攻撃は5日夜に発生したとされる。

フィスエイム氏はSNSへの投稿で「ギャングの指導者が一人減った」と述べ、「犯罪集団の支配から国を解放する戦いが続いている」と強調した。今回の死亡は、2024年以降のハイチにおけるギャング指導部への打撃として、特に大きなものの一つとみられている。

ハイチでは2021年のモイーズ(Jovenel Moise)大統領暗殺以降、政治的混乱と治安悪化が深刻化し、武装ギャングが首都の広範囲や主要道路、港湾などを支配する状況が続いている。政府は治安回復と延期が続く総選挙の実施を目指し、警察や国際部隊による取り締まりを強化している。

治安作戦には国連の「ギャング制圧部隊(GSF)」が参加しており、先月以降、エルサルバドル軍の兵士約2000人も派遣された。派遣の背景には、同部隊に所属するエルサルバドル人4人がギャングの待ち伏せ攻撃後に行方不明となった事件がある。エルサルバドル政府は強硬なギャング対策を掲げ、ハイチへの支援拡大を進めている。

今回の作戦は政府側の攻勢を示す一方、ギャングの組織的な抵抗や報復の可能性も残る。治安回復と政治的安定を実現できるかが焦点となっている。

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