▽当局は以前、この期間を4月末までとしていた。
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アフリカ北部・モロッコの国営穀物機関ONICLは24日、12月31日まで軟質小麦の輸入補助金制度を延長すると発表した。
ONICLは財務省と農務省による決定を引用し、「輸入業者に対する補助金の期間は12月31日までであり、詳細は追って発表される予定である」と声明を出した。
当局は以前、この期間を4月末までとしていた。
この期間延長は次の小麦収穫が供給を補充するのに不十分であることを示唆している。過去には農家を保護するため、輸入を制限したこともあった。
モロッコは過去2年間、干ばつで不作が続いたことを受け、小麦を大量に輸入してきた。昨年の軟質小麦、デュラム小麦、大麦の生産量は約310万トン、23年比で43%減少した。
モロッコはEUやロシアなどから小麦を輸入している。
ONICLは声明の中で、「当局は輸入業者による小麦の確保を支援する」と強調した。