ナイジェリア集落襲撃、死者62人に、数千人避難、行方不明者の捜索続く

NEMAによると、これまでに62人の遺体が収容された。このうち15人は近くのベヌエ川で見つかった。
ナイジェリア、イスラム過激派組織ボコ・ハラムの戦闘員(Getty Images)

ナイジェリア北部タラバ州の集落で10月23日、武装集団による襲撃があり、少なくとも62人が死亡、52人が負傷した。国家緊急事態管理庁(NEMA)の同責任者が27日、明らかにした。この襲撃を受けて数千人が避難を余儀なくされ、現地では行方不明者の捜索と被災者支援が続いている。

襲撃が起きたのは州郊外の集落。犯行に及んだのは「バンディット」と呼ばれる武装集団とみられる。北部地域ではこうした集団が住民を襲撃し、身代金目的の大規模な誘拐や採掘場の支配などを繰り返している。

NEMAによると、これまでに62人の遺体が収容された。このうち15人は近くのベヌエ川で見つかった。タラバ州警察の広報担当は、行方不明者の捜索が続いているため、死者数は増える可能性があると説明した。

国際人権団体アムネスティ・インターナショナルのナイジェリア支部によると、住民は武装集団から逃れようとして川の方向へ追い立てられ、多くが飛び込んだという。

ナイジェリアでは、武装集団による襲撃に加え、西アフリカ最大のイスラム過激派組織「ボコ・ハラム」や「イスラム国西アフリカ州(ISWAP)」による紛争も続いている。

中央政府は治安維持に取り組んでいるが、広範囲に及ぶ危機への対応は難航している。今回の事件は地方の住民を武装集団から守るための警備体制の強化と、避難民への支援が急務であることを改めて浮き彫りにした。

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